コバルトクロム合金粉末

製品の説明

コバルトベース合金粉
コバルト系合金は通常、強化のためにタングステンと炭素を含んでいます。炭素はコバルト中の固体溶解度が低いため、その大半はWC、W2C、M6Cまたは他の炭化物に分離されます。これらの硬い相は強化効果があり、このような合金は800°C以下の温度で高い硬度と強度を維持します。コバルト-クロム-タングステン-炭素合金は一般的に高温摩耗、酸化、熱疲労に抵抗する優れた特性を持っています。コバルトは417°C以下の温度では六方最密充填（hcp）結晶構造を持ちます。本質的に、低い摩擦係数を持つため、優れた耐摩耗性があります。417°C以上の温度では、コバルトはhcpから面心立方（fcc）結晶構造に変化し、これにより熱応力が発生します。したがって、溶接被覆やスプレーにおいては、塗装される部品を事前に500〜600°Cに加熱して、被膜や被覆のひび割れを避けることが推奨されます。

仕様